となりの
今、フリーデスクで。
隣に新社会人の男の子が一人座ってる。
座席の都合上、仕方ない。んだけど。
すごい、独り言の激しい子だった。
彼は作業が始まった途端に「声に出さなければわからない」という持論を展開し、そのまま声に出して業務を開始する。
「~~~で、ああこれがぁ……ァ、だから、」
「なるほどね~~~」
本当に、すごい。
何がって、なんかたぶん、私以外に「もう一人」そこにいる。そんな気がする。
別にとやかく言いたくはないんだけれども、いかんせん今の仕事は一つ一つにしっかりと目を通して確認しなければならないものが多く、一つでも漏れがあるとまたやり直しという、賽の河原みたいな業の積み上げ業務になっている。
ヒィヒィ言いながら一つ一つ元の資料と見合わせて間違いがないかを確認して、数値を見て、という作業をしている真横で、いきなり別の数値を読経が如く声に出されては、そりゃ、もう、チョット、あの。
「~~~で、これがこうなって、ァ、だからこうなるのか」
「ン?ン????あ、ああ~~~、大丈夫か」
何も、大丈夫ではない。
つい昨日、耐え切れずに遠回しにオブラートに「静かにして」とお願いして見たけど、1時間後くらいにはまた始まっていたので、ウン。きっと、もうムリ。
ペン回ししたり、指遊びしたり、リズム刻んだり、独り言が始まったり。
対応策を…なんとかしないといけないんだろうなぁ…